このブログをお届けしているEC2インスタンスをオレゴンリージョンにお引越ししました。
本当はピンポイントでPhoenixゾーンにしたかったけれど、お安いインスタンスタイプが提供されておらず、断念。オレゴンリージョンでゾーンは指定せずにインスタンスを起動して、結果us-west-2dになりました。
先日のバックアップのリストア試験も兼ねて再構築して、いくらかハマりポイントはあったものの、おおむね問題なくお引越しできました。構築時に残したメモを参照しながら作業して取得してあったバックアップをリストアして無事完了です。
Nitro System上のインスタンスタイプ、具体的にはt3a.microにして、シリアルコンソール接続も専用ユーザ作って満足です。
t3aだとCPUはAMD EPYCなんですね。新鮮です。
$ cat /proc/cpuinfo | grep "model name" | uniq -c
2 model name : AMD EPYC 7571
ハマりポイントについてメモしておこうと思います。
まず、MySQLの初期設定でmysql_secure_installation
してrootユーザのパスワード設定ができなくてはまりました。エラーメッセージは下記の通りで、mysql_secure_installation
が中で実行しているSQLが悪いように見えます。
... Failed! Error: SET PASSWORD has no significance for user 'root'@'localhost' as the authentication method used doesn't store authentication data in the MySQL server. Please consider using ALTER USER instead if you want to change authentication parameters.
アドバイスにある通り、ALTER USER
でパスワードを設定してから、再度mysql_secure_installation
を実行してやって完了です。
ただ、パスワード設定に失敗しても繰り返しパスワードを聞かれるばかりで、CTRL-Cで抜けられなくてハマりました。結局もう一つssh接続して、プロセスをkillしてやりました。
インストールしたmysql-server
はこちらです。
$ apt info mysql-server
Package: mysql-server
Version: 8.0.29-0ubuntu0.22.04.3
つぎに、PHPをインストールできなくてハマりました。これは簡単で、メモを残した当時からPHPのVersionが上がっていてパッケージ名が変わったためです。Ver込みのパッケージ名はこういう時ハマりますね。
あとは、自宅のグローバルIPアドレスが変わっていたため、アクセス制御(制限)系でちょっと面倒くさい目にあいました。AWSのセキュリティグループを作成するときに、また変わってるなーというのには気付いていたので、粛々と対応しましたが……。
自宅のグローバルIPアドレスは定期的に確認させるようにしたので、なんとかうまいことやりたいものです。
あとは明日、アクセスログ、バックアップ取得系を切り替えていこうと思います。
今日はこれくらいで。