#ssmjp に参加した(2022/07)

アウトプットしないのは知的な便秘、の #ssmjp ssmonline #24 に参加してきました。今月はAWSの中でコミュニティプログラムマネージャーしてる方がAWSのヒーロー3人を連れてお話されるという濃いぃ回でした。

まずは波田野さんの学習コストのお話。

学習コストを気にしなくてもいいのは若いうちだけで、年齢を重ねるごとにかけられる体力時間が限られてくるというのは40代半ばになった自分には身にしみます。そういう年になると、新しい技術を「味見」して「定着して枯れていくか」「バズワードに終わって廃れていくか」分かるようになりたいなとも思います。

そんな中、シェル/CLIとSphinxは学習コスト対効果が高いよーと波田野さんオススメでした。
デモでawscliの300あるコマンド、1万を超えるサブコマンドをのドキュメントを処理する様はやっぱそうだよねー、と思いました。

CLIという切り口・カテゴリでいうと、最近はPowershellにも興味があります。あとは英語鍛えなおしたい。

デモで使ってたシェルスクリプトにset -u(もしかしたらvかも)という見慣れない、少なくとも僕は普段使わない、知らないオプションがあったので後で調べようと思います。

 

続いて、吉江さんのコミュニティをクローズされたお話し。

企業もコミュニティも、イベントやセミナーをオンライン化せざるを得なくなったコロナ禍・下での苦労が伺えるお話でした。しかし、コロナ関係なく自然消滅したコミュニティも少なくない中、理由をはっきり仰ってクローズしたのは立派だと思います。恩恵にあずかる参加者が何をすべきかという切り口で考えさせられる内容でもありました。

エモいってこういうときにつかうのか。

 

続いて、織田さんのAWS Samurai、Heroになり思うこと

侍とかヒーローって技術的にすごい人がなる(だから僕には無縁)だと思ってたけど、そうでもないというお話・・・ではなくて、少なくとも私には、いかにAWSのコミュニティが活発か、AWS社がコミュニティを大切にしているか、というのが分かるお話でした。コミュニティの活発さってなかなか可視化されない(しにくい)けれど、AWSのコミュニティの活発さは群を抜いていると思います。価格や機能やセキュアさSLA、といったものと同じくらいにシェアに効いてくるでしょう。OSSでもないのになぜか?それは、扱えるエンジニアの増え方が違ってくると思うからです。クラウドを使って何かしようとしたときに、手を動かすのはエンジニアです。AWSを扱えるエンジニアは数が多く、その結果競争(価格、技術、両面で)も激しくなれば、当然選ばれやすくなります。それはきっと好循環を生むでしょう。

 

最後は、アマゾンウェブサービスジャパン株式会社のコミュニティプログラムマネージャーの沼口さんのお話。

緩いと自称して、実際に超緩い、前説で毎回クソコラが流れる街角勉強会に世界的企業の「コミュニティプログラムマネージャー」というポジションの方が、それを隠さず降臨してお話するというのが、いわゆる保守的な日本の伝統的大企業的には考えられないことでしょう。

お話の中で特に僕に刺さったのが「気持ちよいアウトプットとは『感謝・謙虚・前向きに』書く。」ということ。このブログでも忘れずに行きたいと思います。でもこれって、いわゆるエンジニアコミュニティに限った話ではなくて、普段の仕事のメールでも同じです。メールに限らず、会話、接し方でも同じです。

後半は、アウトプットを可視化しようというお話。数字は強いし、世界共通言語。データは事実を客観的に述べてくれる。ソースコードやパケットは事実を語るというのを経験している身としてはぐいぐいと来るお話でした。

それと、ブログもアウトプットの一つとして考えるなら、このブログも出来るだけ継続するとともに、ちゃんとタグ付けしようと思いました。

togetterのまとめはこちら。発表資料はConnpassのページからたどれます。

来月のお話はなかった(と思う)けれど、来月もまたあると思うので参加したいと思います。